JR九州で架線トラブルが繰り返された。このうち、今月11日の架線支障で会見を開き陳謝したのは福永嘉之取締役鉄道事業本部副本部長。きのう(22日)のケースでは江副孝博取締役安全創造部長が頭を下げた。



観光列車で経営改善を行うJR九州。しかし、お膝元の大動脈・鹿児島本線で自社理由によるトラブルでのべ24万人に影響を与えた。観光列車も経営策としてはいいが、本来の役目であった地元の足を支えているという自覚が欠如していると言われてもやむを得まい。



気掛かりは2度も自社都合でトラブルを起こしながら、青柳俊彦社長らトップが姿を見せないこと。観光列車を青柳社長が説明している記事は奇しくも11日に出ていたが…。



また、各トラブルに対して説明する取締役が違うなど、指揮命令系統や責任の所在があいまいなまま。単なる作業現場のミスで片付けるのではなく、チェック体制、組織間の連携、ダイヤ復旧のあり方なども含め、社長命令で緊急検証チームを作るくらいの措置が必要なところにまで来ていると思う。



JR九州の、観光列車外の、地元の足への本気度が試されている。