「ウエダさんはポジティブだね」と言われますが、もちろん悔しさや怒りといった感情は当然あります。でも、「悲観」はありません。
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 「悔い」からは次へのエネルギーが生まれます。悔い改めるなんていう日本語もありますし、次の舞台が用意されるべき言葉、感情なのです。

そのへんのペットボトルを蹴散らしたくなるほどの「怒り」も、「もっとできたはずだ」「もっとやれるはずだ」という理由がゆえに出てくるもので、これも力に変換できるでしょう。

 

その反面で、「悲観」は思考停止です。
周りはみんな進んでいるのに、ひとり悲観して止まっていたら、ますます追いつくのは難しくなる。だから頭を抱えても、その辺の壁を殴っても(だめよ)、進むしかないんです。

 
忘れてはいけないのは、後ろを向いている人に手を差し伸べて引っ張ってくれる人はなかなかいないということ。それこそとても大きなエネルギーが必要だからです。
でもね、涙に震えていても前に進んでいたら誰かが背中を押してくれるかもしれないし、私だって前に進んでいる人を助けてあげたい。そう思うのです。


進もう。逆風が吹こうと、進もうとすれば、いつだって前に進んでいける。



 
(写真は小倉井筒屋・ローズガーデン)