今日はギラヴァンツ北九州の市民激励会があり、その第1部として、「ギラ番記者が読み解く2017シーズン」というトークイベントがありました。




私も、烏滸がましくも登壇者の一人として参加しました。



で、、、時間の関係上、お伝えできなかったことを、少し補足しようかなと思います。



というのも、登壇者の中でJ3を一番知ってるのはおそらく私だと思うので(※)、特に最後の部分で言い足りなかったのはちょっと心残り。

(※レノファ山口の担当としてJ3のリアルな難しさに直面しましたから…)






長々と細く、補足。


まず、J3リーグのレギュレーションは周知の通りですので省略。


このリーグの最大の特徴は、(現状では)降格がなく、各チームがしっかりと形を作れるという点です。これがJ3リーグを難しくしていますし、また、J2に昇格したチームの快進撃を支えています。



スタイルのあるチームがひしめき、リーグの中では戦力が充実しているギラヴァンツ北九州といえど苦しい戦いになるでしょう。


特に上位チームがぽろっと下位チームに負けるようなことがあります。(思い起こせば、JFL時代にニューウェーブ北九州がTDKや三菱水島に苦戦しましたが、それにも通じるものがあります。JFLは降格もありましたが、実業団チームはしっかりとしたベースがありました)



上位に入ることが予想されるチームもときどき下位勢に負けるでしょう。それは去年もありました。


したがって、大事になるのは直接対決。ギラヴァンツの直接のライバルになるだろう長野や鹿児島、栃木などには負けないことが大事になってきます。上位付近に入るという点では、相模原や藤枝もあなどれません。



一方、戦力にばらつきがあるまま、監督も交替してしまったチームは特に前半戦は厳しい戦いになるでしょう。秋田、鳥取などは浮上に時間が掛かるかもしれません。



そんなこんなで、私の上位予想は、


  1. ギラヴァンツ北九州
  2. AC長野パルセイロ
  3. 鹿児島ユナイテッドFC
  4. 栃木SC
  5. セレッソ大阪U-23



まぁ、、、ギラヴァンツの順位が一番、自信がありません。笑


戦力でみたら上述のようにギラヴァンツは頭一つ抜けています。ですが、はっきり言って、入りは苦しみます。第3節のセレッソアンダーの試合で勝って、まずは勝ち癖を付けることが大事かなと思います。不安を挙げれば守備陣。今季も守りきれるかが課題です。



長野はJ3の戦い方を知っています。レノファ山口がJ3時代に苦しんだ相手であり、いわば「相手の嫌なゲーム」に引き込んでいくことができます。新井純平選手の加入は追い風となるでしょう。もちろん美濃部GMもJ3を熟知しています。


鹿児島は下馬評も高く、実際に強いです。新旧の選手が融合するかが心配なところですが、選手に話を聞くと、三浦監督のメソッドは頭に入ってきているようでしたので、かなり強力な集団になりそう。注目は五領選手、赤尾選手。


栃木は昨シーズン、独走しながら最後に失速。上がれなかったのは痛く、かなり多くの選手が抜けました。補強面では山口から安藤選手、福岡にも所属し盛岡でプレーしていた牛之濱選手を獲得。勢いを取り戻したいところですが…。


ほかに、チーム名としては挙げてきませんでしたが、富山は粒揃いの補強をした印象。JFLから「昇格」のアスルクラロ沼津はJリーグ仕様に変貌しつつあります。



そんなこんなで、何が言いたかったかというと、J3は大変なリーグだということ。(だからこそシーズンが進むにつれて、上位対決のバリューはどんどん大きくなっていきますね…)



そして、盆地あり、ナイター設備のないところあり、南国あり…。立地との戦いも待っています。



混沌としたカテゴリーを勝ち抜く、その最後の力を与えるのはサポーターの力。戦績もさることながら、高い結束力をサポーターも示すことで、おのずとJ2に戻れる環境が整うことと思います。


(私ももちろんうねりが起きるよう支えていきますが、今年は紙幅が狭いので、新聞各紙さんとNHKさんも、よろしくお願いします!)


うん。


もう一度、上位カテゴリーで関門海峡ダービー(うえだーびー)を!