地図大手のゼンリン(北九州市)が
スポンサードしているチーム右京は
第3クラスのコンチネンタルチーム。
今年はホセビセンテトリビオが抜け、
厳しい戦いが予想されたが、
海外経験豊富な土井雪広を中心に、
スペイン人や窪木一茂ら中堅勢が
うまくチームをコントロール。
総合力で好成績を残している。

日付が変わって今日18日に開催の
ジャパンカップサイクルロードレースにも
5人体制で出場する。

 
さて、栃木県宇都宮市が舞台の
ジャパンカップはHCクラスに
分類されているワンデーレース。

世界最高峰戦のワールドツアーに
カテゴライズされていた中国開催の
「ツアー・オブ・北京」が昨季で
事実上廃止されたため、
このジャパンカップは、
現状では、アジア最上位レースの
ひとつとなっている。

 
林道を組み込んだ周回コースで、
登坂、下り、狭い道が繰り返される
かなりハードな設定が特徴的だ。
展開としては、
前方に小さな逃げグループができ、
5分差くらいで後方に大集団が形成。
最終盤に入ると外国人選手たちが
日本人を置き去りにして逃げを吸収、
小集団スプリントで雌雄決するのが
ほぼ毎年の恒例だ。

ただ今年は豪雨災害の影響を受けて
コースが変わり、急坂の登坂回数が
例年よりも増えることになった。
軽量な日本人にも有利と考えられ、
新城幸也の逃げ切りといった展開も
今年はないとは言えない。

有力な優勝候補はネイサンハース。
登坂を考えればカンチェラーラも
何か仕掛けてくるかもしれない。
チーム右京はオスカルプジョルが
最後まで残れそうだ。

 
なお、18日の私は
逃げぬ鉄分のほうを吸収してから
本城に行きます。
JR九州の工場祭りにスプリント!